おもいでばこが狙う新しいビジネスモデル

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昔、(主にTVやビデオの)リモコンがいたずらに高機能化したことがありました。

メーカーが競合と差別化をするために、機能をどんどん追加し、本体側にそれをコントロールするスイッチを付けるスペースが無くなってきたので、リモコンにどんどんスイッチが追加されました。目に見えているだけでなくて、リモコンにふたが付いていてそのふたをパカッと開けると中からまたスイッチが出てくるようなものもありました。

当然のことながら、ユーザーも使い方がよく分からなくなってくるし、そもそもリモコンが大きくなってそれだけで不便になり、あろうことか高機能リモコンとシンプルリモコンの2台のリモコンを同梱するような商品も出てきました。

リモコンがない電話機も同じような感じで、リモコンの代わりに子機にいろいろなスイッチを組み込んで、留守電なのに留守録の聞き方がわからないようなありさまです。


「おもいでばこ」は記憶を呼び覚まし撮影意欲をかき立て感情を刺激するツールだ!

「今まで家族写真はお父さん任せであんまり撮らなかったけど、iPhoneからこんなに簡単に保存できるんやったら、これから積極的にたくさん撮っていきたいね」

りくまろぐ


「おもいでばこ」は、リモコンの例とは逆にどれだけ目的と機能を絞り込めるかにチャレンジした商品です。

デジタル写真を保管してTVで見るなら、パソコンに保管し、パソコンをTVに繋げば目的を達せられます。でも、パソコンのアプリを立ち上げて写真を取り込んだり、そもそもパソコンをTVに繋いだり、切り離したりなど、PCのスキルがない人には相当ハードルが高い作業です。

写真撮影自体の簡単さとは相当ギャップがあるので、写真は撮ったけどみんなで見るというのは、銀塩写真時代に比べて逆に頻度が減っていたのだと思います(スマホで撮った写真をメールで送ったり、SNSにアップするのが関の山でしょう)。

「おもいでばこ」は紙のアルバムのように写真を保管して、みんなで見るという目的に特化した商品です。そこまで絞り込むことで、ややこしい作業をできるだけ省くことを目的としています。

上記の記事の中でも、PCに詳しくないお父さん「以外の」家族が、「おもいでばこ」に出会って、写真の新たな(いや、本来の)楽しみを見つけた情景が表現されています。

とてもいい商品だと思います。

これからの商品はこんな形で、どんどん分化していくのでしょう。何でもできる商品ではなく、ある目的ごとの商品がたくさんできていくイメージです。

分化しておもいっきり特化することで、シンプルにそして使いやすくする。

新たな市場の開拓

ある一つの商品を高機能化してたくさん売るのではなく、シンプルな商品をたくさん作って売って、いままで敬遠してきた新たな顧客を掘り起こすことで、トータルとしてより多くの売上を上げるようなビジネスです。

もしかすると、PCで一度淘汰された、「原稿を書くしかできないワープロ」が復活するかもしれません


私は「コーチング」のサービスを提供していてWith Coachingというサイトを立ち上げています。

こちらのサイトではコーチングのご紹介や、主に自己啓発系のブログも書いています。ぜひ、お立ち寄りください。

Categories: マーケティング

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